Show Your Hand!!

本、映画、音楽の感想/レビューなど。

音楽

Thom Yorke@東京ガーデンシアター(2024/11/24)

ツアータイトル「EVERYTHING」の名にふさわしい全キャリア網羅のセットリスト。シンプルで枯れた演奏がなぜいまの自分にはこうも沁みるのか?16年越しのライブ体験から考えた

Diane Birch@Blue Note Tokyo(2024/07/10)

久々の新作を携えたダイアン・バーチの来日公演@ブルーノート東京。曲のクオリティ、彼女の歌声が素晴らしいのはもちろんのこと、プロデューサー兼ギタリストのポール・ステイシーを擁するバンドの完成度にも終始うっとりさせられた

ウィーン少年合唱団@東京オペラシティコンサートホール(2024/06/16)

例年と変わらぬ天使の歌声に心は浄化されたが、座席位置によって音の体験が大きく変わることも強く実感させられた夜の記録

Hilary Hahn / Andreas Haefliger@ミューザ川崎シンフォニーホール(2024/05/17)

ヒラリー・ハーンとアンドレアス・ヘフリガーによるブラームス・ソナタ全3曲のデュオ公演感想。端正なヴァイオリンに対して、やや大味で噛み合わないようにも思えたピアノ。その先に立ち現れた、緩徐楽章の深い美しさを振り返る

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール結成20周年記念巡回公演「香水」@東京芸術劇場プレイハウス

菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール結成20周年記念巡回公演「香水」東京芸術劇場プレイハウス公演の感想。分析的な聴き方から離れ、音とグルーヴに身を委ねていく感覚を中心に、その夜の体験を記録として残す

豊田道倫@神田POLARIS

久々に年末の豊田道倫ソロライブを見る。たぶん2年ぶりくらいだろうか。やはり年の終わりにはこれがないとね、と豊田の年末ライブに行くたびにおもうのだけれど、そのわりにこのブログに感想を書いたのは2011年が最後だった。毎年行っているわけではないとは…

『実演!バグ/ダイナソーJR』

ダイナソーJr.がオリジナルメンバー3人で復活した後、2011年6月にワシントンDCで行われた、3rdアルバム『BUG』全曲再現ライブの映像。抽選で選ばれたファンたちの手によって撮影された素材が用いられている。だから映像自体はだいぶ粗いのだけれど、それだけ…

『ダイナソーJr./フリークシーン』

Dinosaur Jr.のドキュメンタリー映画。音楽性よりも、メンバー3人の関係性に焦点が当てられている。J自身が「機能不全の家族」と呼ぶ抜き差しならぬ関係が奇跡的に整ったときにだけ、あの素晴らしい轟音が鳴り響くのだ、ということがよくわかる

ウィーン少年合唱団@東京オペラシティコンサートホール(2023/06/17)

ウィーン少年合唱団 東京オペラシティ公演(2023/06/17)の感想。圧倒的な完成度を誇る天上的な歌声と、舞台上で見せる少年たちの素朴で自由な佇まい。その両立こそが、この合唱団の最大の魅力かもしれない…と実感した夜の記録

RIDE@恵比寿ガーデンホール(2023/04/18)

ベスト盤『OX4』を中心にしたライヴ。90年代の儚さや青春ぽさはもはや完全に消え、メンバーのルックスなど、随分様変わりしている感じだった。演奏はタイトで骨太、とくに"Vapour Trail"から"Seagull"の流れは素晴らしかった

Beth Orton@渋谷CLUB QUATTRO

10月15日、クラブクアトロにて、13年ぶりに来日してくれたベス・オートンの単独公演。感想をひとことで言うなら、とにかく地味だが、そこがいい、という感じのライブだった。アルバムのサウンドにも派手なところなどまるでないベス・オートンだけれど、アコ…

Bernd Glemser / Stanisław Skrowaczewski: 読売日本交響楽団@東京芸術劇場

10月4日、池袋芸劇にて、スクロヴァチェフスキ/読響のコンサート。スクロヴァチェフスキは、舞台袖から指揮台まで歩いてくるようすを見ている限りでは、ちょっと不安になってしまうくらいのじいちゃんだったけれど、非常に精密かつパワフルな演奏を作り出し…

Hilary Hahn@横浜みなとみらいホール

ヒラリー・ハーンのバイオリンといえば、そのずば抜けたテクニックのもたらす安定感はもちろん、それに加えて「知的」で「冷静」で「意図が明確」な感じにすごく惹かれるのだけど、そういう演奏っていうのは、すごく「自然」に聴こえるものなんだなー、とい…

Wilco@SHIBUYA-AX

ウィルコを見たのは2年前のフジ(FUJI ROCK FESTIVAL ’11 (7/31) - Show Your Hand!!)以来だったけど、いやー、これは文句なしに素晴らしかった!!もう今年はこれ以上のライブは見られないんじゃないか…ってくらい、最初から最後まで超ハイクオリティな…

『mbv』/My Bloody Valentine

マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン22年ぶりの新譜。まさか本当に出るなんてね…って驚きもあるけど、それより何より、22年経ってもやっていることがまるで変わっていないのがすごい。 いや、ふつうのポップ・ソングみたいな"New You"とか、ドラムンベースな"W…

Tulipa Ruiz@青山スパイラルレコーズ

先々週の土曜は、BOSSA AOYAMA 2012(08年から毎年青山で開催されているフリーライブイベント。原宿教会とかフランフランとかスパイラルレコーズを会場に、タダでボサノヴァのライブが聴ける。あと、ワークショップとかトークショーとかもある)に行ってきた…

コトリンゴ@代官山Loop

9/15(土)、代官山Loopにて、コトリンゴとDE DE MOUSEのツーマン。コトリンゴの最近のライブは毎回たのし過ぎるので、超期待して会場入りしたのだったけれど、やっぱりすばらしいクオリティのライブを見せてくれたのだった。 メンバーは、最近ではもはやお…

My Morning Jacket@渋谷AX

またまた、3月に見たライブの話。 *3/29、渋谷のAXで、およそ3年ぶりのマイ・モーニング・ジャケット。前回のライブでは、それはもう怒涛のような感動を味わってしまっていたため、自分のなかではいやがおうにもハードルが上がってしまっていたのだけれど、…

青葉市子@原宿Vacant

きょうも、3月に見たライブの話。 *3/18、しっとりとした小雨の降る日曜日に、原宿のVacantにて青葉市子の独奏会。Vacantはログハウスのロフトみたいな雰囲気の会場で、木のぬくもりと薄暗がりのなかのオレンジ色の光がやさしい、おしゃれ感のあるちょっと…

コトリンゴ@Duo Music Exchange

Evernoteを整理していると、ブログを更新していなかった頃に見たライブの感想メモがいくつも出てきた。これから何日かかけて、それらの体裁をてきとうに整えたものをアップしておくことにする。 *3/17、渋谷のduoでコトリンゴ。去年、フジロックの木道亭で…

Helmet@渋谷CLUB QUATTRO

9/13、クラブクアトロにてヘルメットのライブ。彼らが15年振りに来日する、って情報を知ったのはたしかライブの1週間ほど前だったから、俺はずいぶんあわててチケットを買ったのだったけれど、番号はまだ200番台前半。うわ、さすがにクアトロでやるにしても…

FUJI ROCK FESTIVAL ’11 (7/31)

7/31(日)、目が覚めたのは8:30くらいだっただろうか。体調がばっちり回復していることを確認し(やっぱりちゃんと寝るって大事)、朝食のバイキングもゆっくりしっかり食べて、トイレも済まし、万全の状態で宿を出る。シャトルバスはそこそこ並んだけれど…

FUJI ROCK FESTIVAL ’11 (7/30)

7/29(金)、20:00前には仕事を切り上げて、ダッシュで家に帰ってシャワーを浴びて、新宿発の夜行バスに乗り込んだ。隣の席になった兄ちゃんと、どうも今年は雨っぽいですよねー、やーでもちょっとくらいは晴れてほしいっすねー、あしたのファウンテンズとか…

豊田道倫@新宿シアターpoo

7月22日、シアターpooにて豊田道倫のライブ。シアターpooに来るのはたぶん2年ぶりくらいだろうか。会場に向かいながら、甲州街道の沿いの景色のぐちゃっとした感じや、雑居ビルのぱっとしない鉄の階段を上る感じがなんか好きだな、とずいぶんひさしぶりにお…

Marlena Shaw@ビルボードライブ東京

6月25日、ビルボードライブ東京にて。こいつはほんとに最高だったー!1975年の超名盤、『Who Is This Bitch, Anyway?』の録音メンバーが集っての、まさにドリームバンドによるライブ。ボーカルのマリーナ・ショウをはじめ、ギターのデヴィッド・T・ウォーカ…

湯川潮音@SHIBUYA-AX

2/13、渋谷AXにて。いやー、今回もすごくよかった。この後しばらくライブをお休みする、ってことで気合いが入っていたのか、曲数も多かったし、なんていうかいままでの集大成的な内容になっていたとおもう。ライブは2部構成になっていて、前半は湯川ひとりで…

湯川潮音@タワーレコード渋谷店

新作『クレッシェンド』の購入者特典に当たって、クリスマスイブイブに湯川潮音のミニライブを見ることができた。場所は渋谷タワーB1のごくごく小さな箱だし、『クレッシェンド』は、いままでの彼女のアルバムのなかでもとくに好きな一枚だし、ってわけで、…

"Put The Lights On The Tree"/Sufjan Stevens

そんな5枚組ボックスのなかの2枚目のCD『Hark!』より、"Put The Lights On The Tree"。 ツリーにライトをまきつけて リースにリボンをくっつけて もしおばあちゃんがたったひとりで暮らしているのなら 電話してあげるんだよ 神さまはここにいるんだって伝え…

『Songs For Christmas』/Sufjan Stevens

気がついてみれば、そろそろクリスマス。白や黄色や青の光に彩られた夜の街で、恋人たちは寄り添って歩き、子供たちはサンタクロースの来訪を心待ちにしながら眠りにつく…いつの間にか、もうすっかりそんな時期になっていたなんてね!いまの俺の仕事はシステ…

The Charlatans@LIQUIDROOM

マッドチェスター(ほぼ)唯一の生き残り、The Charlatansの単独に行ってきた!俺よりもうちょい上くらいの年齢層がメインの会場は、さすがにぎう詰めとまではいかなかったけれど、その代わりにとってもアットホームな雰囲気で、多幸感が溢れるようだった。