本-政治・社会
第一次世界大戦後の1919年、ヴェーバーがミュンヘンの学生団体向けに行った講演をまとめたもの。まずヴェーバーは、トロツキーの言葉を引いて、「すべての国家は暴力の上に基礎づけられている」と言う。 近代国家は、この暴力行使の権力を独占するべく、その…
東大の歴史学教授である加藤が、栄光学園の中高生たちに行った5日間の講義をベースに書かれた一冊。日清戦争から太平洋戦争まで、近代日本の戦争の歴史がテーマになっている。 講義は、加藤が生徒たちに史料(報告書、書簡、日記、地図など)や歴史家の意見…
リバタリアニズムについて全面的に同調できるかどうかはともかく、政治的・社会的課題は「お上がなんとかするもの」だとかんがえている日本人からは到底生まれそうにない思想だな、と感じさせられた一冊だった。個人の自由とは、自らの手で守り、勝ち取って…
失敗の本質: 日本軍の組織論的研究 (中公文庫 と 18-1)作者:良一, 戸部,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎中央公論新社Amazon …前回のエントリでは、日本軍の失敗の要因というやつをノートにまとめてみた。ただ、各要因は相互に連関し…
失敗の本質: 日本軍の組織論的研究 (中公文庫 と 18-1)作者:良一, 戸部,寺本 義也,鎌田 伸一,杉之尾 孝生,村井 友秀,野中 郁次郎中央公論新社Amazon 大東亜戦争における諸作戦――ノモンハン事件、ミッドウェー作戦、ガダルカナル作戦、インパール作戦、レイテ…
マックス・ヴェーバーが1919年に行った講演を文章化した一冊。80ページ程度の薄い本だけれど、内容は濃密で、なかなかおもしろく読めた。 かつて、学問というものは、「真の実在」や「真の芸術」、「自然の真相」、「真の神」、あるいは「真の幸福」への道で…
1996年、介護保険が導入される以前に書かれた一冊。単なる家族内の問題とかんがえられていた高齢者介護について、福祉として社会制度化する必要を説いている。 昭和30年台頃までは、高齢者は病気で倒れてから数週間のうちに亡くなるようなケースが多く、現在…
鈴木隆雄『超高齢社会の基礎知識』。日本の超高齢社会の現状と、制度/意識面での課題を語った一冊。「老年症候群」を早期認知し予防することの重要性や、「ピンピンコロリは幻想で、要介護状態は不可避」という国民的合意形成の必要性を説く
アメリカを占拠せよ! (ちくま新書)作者: ノームチョムスキー,Noam Chomsky,松本剛史出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/10/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (11件) を見る チョムスキーの新刊。オキュパイ・ウォール・スト…
社会を変えるには (講談社現代新書)作者: 小熊英二出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/17メディア: 新書購入: 8人 クリック: 352回この商品を含むブログ (71件) を見る 一般市民が政治に参加する方法って、どんなものがある?…そう問われたとき、どんな…
チョムスキーがくりかえし批判しているのは、アメリカが9・11以降執拗におこなっている、中東地域への内政干渉(intervention)だ。そこでは「テロとの戦い」という旗印が掲げられてはいるけれど、この本を読むと、むしろアメリカ自身が、自ら定義した「テロ…