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本、映画、音楽の感想/レビューなど。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『洗礼ダイアリー』/文月悠光

詩人の文月悠光によるエッセイ集。タイトルにある「洗礼」というのは、「社会に入るために経験しなければならないこと」とされているような物事、通過儀礼のようなものだと言ってもいいだろう。幼いころからちょっと「人とズレて」いたという文月は、学校で…

『「残業ゼロ」の人生力』/吉越浩一郎

トリンプ・インターナショナル・ジャパン元社長の吉越による、人生後半をたのしむためのかんがえ方をまとめた一冊。 吉越は人間の人生を、 * 勉学中心の「学生期」 * お金を稼ぐ「仕事期」 * 何にも縛られず自由に生きる「本生(ほんなま)期」 の3つに分け…

『インプットした情報を「お金」に変える黄金のアウトプット術』/成毛眞

派手なタイトルに身構えつつ読んだが、書かれているのは「とにかくアウトプットせよ」という一点のみだった。とくに新しさはないが、サボりがちな自分にはいい刺激になった一冊

『私の財産告白』/本多静六

明治から昭和にかけて日比谷公園の設計や明治神宮の造林など行い、「公園の父」とも呼ばれた男、東京大学教授にして大資産家でもあった本多静六による資産/人生論。60年以上前の本だけれど、そのエッセンスはいまでも古びていない。というのも、彼の主張はき…

『新・メシの食える経済学』/邱永漢

邱永漢によるお金に関するエッセイ集。「お金の神様」として有名な著者だけれど、お金儲けに関するノウハウ集というよりは、お金という側面から人生について語った、人生論のような趣の一冊だ。本当に人生のありとあらゆることをお金に結びつけて語っている…

『リベラルアーツの学び方』/瀬木比呂志

東京地裁、最高裁の元裁判官であり法学者である著者による、リベラルアーツ指南本。世のなかに大量に流布しているリベラルアーツ本、教養本の書き手たちと同様、瀬木も、実践的な意味における生きた教養としてのリベラルアーツを学ぶことの意味は、いまなお…

『ゼロ・トゥ・ワン』/ピーター・ティール

ピーター・ティールがスタンフォード大学の学生向けに行った「起業論」の講義をベースに書かれた一冊。ティールは、自身が採用面接を行う際、「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」と質問するという。なかなか難しい質問だが、これに対…

『ニック・ランドと新反動主義 現代世界を覆う〈ダーク〉な思想 』/木澤佐登志

新反動主義(暗黒啓蒙)と呼ばれる、なんともキナ臭い思想的ムーブメントの概要と、それが形成されるに至った流れについてまとめられた一冊。ペイパル共同創業者のピーター・ティール、Tlon経営者のカーティス・ヤーヴィン、哲学者のニック・ランドという三…

『思考力』/外山滋比古

外山滋比古『思考力』。知識偏重を強く批判し、「自分の頭で考えろ」と訴える警世の書。情報を集めるほど思考力が低下し「コピペ人間」になるという主張に、読者は本当に思考できているのか、自問させられることになる