2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧
小川三四郎という青年が熊本の田舎から東京にやって来て、粗忽者の友人や風変わりな先生、謎の女性らと出会う、そのとりとめもない日常を描いた作品だ。扱われるエピソードはどれもごくささやかなもので、まったく派手さはない。三四郎がふらふらとあちこち…
本書は、三十六景の作品を一点ずつ見開きカラーで掲載し、それぞれの作品の特徴や用いられている技法、描かれているモチーフや場所、季節などについてコンパクトな解説を加えたもの。文庫サイズとはいえ、絵の美しさはきちんと味わえるし、解説も2ページに収…
読書術本。齋藤孝による読書術本は何冊か読んだことがあるけれど、どれも基本的には同じ内容で、要は、できるやつになるためには読書しろ!ということが書いてある。 単に本を読み終えるというだけなら、頭を使わなくてもできるけれど、それでは本当に読んだ…
表現を続けるために必要なのは、自分が意味のあるものを生み出しているという手応えと、それを受け取ってくれる人への信頼。文学に限らず、アウトプットを続けるには、この確信が絶対に必要になってくる、と村上は語る
ぐずぐず読んでは、結局ほぼ忘れてしまう「遅読家」から抜け出し、「年間300冊の多読生活」を目標にビジネス書や新書を多読せよ、という一冊。読後のアウトプットも最小限に、という主張で割り切りがすごいが、確かにこの程度が実際的だろうという気はする
外務省の元主任分析官で、2002年に背任・偽計業務妨害で逮捕された佐藤が、東京拘置所の独房内で記した日記、手紙などをまとめた一冊。全体に流れるしんとした静けさと、そのなかで着実に脈打っている思想の強靭さが印象的だった。 佐藤は、自身が巻き込まれ…