本-漫画
いい歳こいてどこか学生気分を引きずったままの生活、モラトリアムって言ったらいいのか、ゆるゆるだらだらと流れていく時間やその雰囲気が、なんていうか、恐ろしく心地よい。以前はてなの日記で誰かが、「このマンガのゆるい空気感やら炸裂する自己愛やら…
ひさびさ(何年ぶりだろう?)の黒田硫黄の新刊。あたらしい作品が読めるってヨロコビに心中震えつつ、集中力をきわきわに高めて読んだ。あいかわらず黒田硫黄は本当におもしろい。ひとコマひとコマ追っていくのがとにかくたのしくて、ときどきページから顔…
いまさら俺が言うようなことではないのかもしれないけど、これはむちゃくちゃすばらしい作品だ。そして、きわめて重要な作品でもある。ほんと、もっと早くに読んでおけばよかった。この漫画は、いま、広島についてどのように語ることができるのか、という問…
都留泰作のマンガ、『ナチュン』の1,2巻を読んだ。おもしろいなーこれ!沖縄を舞台に、ファンタジー系のモチーフ、とくに、SF的なガジェットがいろいろと出てくる。でも、それらは物語世界のなかにさりげなく溶け込んでいて、じっさい主に描かれているのは、…