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本、映画、音楽の感想/レビューなど。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『ショートバス』

早稲田松竹にて。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督作、ってことで期待してたんだけど、うーん、これはちょっといまいちだったかも。舞台はニューヨーク。主人公は中国系の女性で、恋愛カウンセラーを職業にし…

ナイジェリアからの転校生(その3)

最近は就活のいろいろで疲れてしまっていて、なんだかあんまり本も読めず映画も見れずな感じなので、今日もかてきょについて書こうかとおもう。俺が教えてる小6男子(以下、H)の話。あ、そうそう、その前に。自分の過去の記事を読み返してみたんだけど、な…

『精霊の守り人』/上橋菜穂子

やや和風な世界観のファンタジー。女用心棒のバルサはふとしたきっかけで、国の第二皇子、チャグムを連れて逃亡の旅をする羽目になった。チャグムには精霊の卵が産みつけられていて、父王からの刺客や、卵を狙う別の精霊も彼らのことを追ってくる。果たして…

ナマコスト/ナイジェリアからの転校生(その2)

また、俺がかてきょをやってる小6の男の子の話なんだけど、昨日、「だからさー、pは大文字のPをちっちゃくしたやつじゃん?で、qはそれを逆向きにしたやつでしょー」なんて、アルファベットの小文字の練習をしているときにいきなり、 「あのさー、ナマコスト…

『楽園への道』/マリオ・バルガス=リョサ(その2)

『楽園への道』には、ゴーギャンが絵を描くシーンがいくつか出てくるんだけど、どれもすごくかっこいい。絵を見なくても文章だけで伝わってくるものはいろいろとあるし、というか文章だけでも十分たのしいんだけど、やっぱり絵を見ればいろいろと発見がある…

『楽園への道』/マリオ・バルガス=リョサ

もうもう、とにかく、すばらしい小説だった!!鮮やかなオレンジに惹かれて本屋で1ページ目を立ち読みした瞬間から、これは絶対いい!と確信していたのだけど、読んでいる間にその確信がぶれることはなかった。 描かれるのは、ペルー総督の血を引く女性文筆…

日記を書くこと(その3)

そういえば、日記を書くというのは「何を書かないのか」ってことを決定する作業なのかもしれない、ともおもう。前に書いたハリエットの話を読んだ後10年以上たっても覚えていたのは、たぶん昔日記に書いていたからで、自分の記憶に残すものを、日記を書く、…

『テラビシアにかける橋』(その2・ネタバレあり!)

観客には、この物語のはじめから、いずれレスリーは死んでしまうか、突然ジェスの前からいなくなってしまうことになるだろう、ってことはわかっている(だって、そういうのって定番じゃん!)。わかってはいるのだけど、それでもノスタルジアを感じながら映…

『テラビシアにかける橋』

吉祥寺バウスシアターにて。もう、これ、すっごくいい映画だった!こういう子供系の話って、ついつい涙腺がゆるゆるになってしまう。泣いてしまうこと自体は作品のクオリティとはたぶんあまり関係ないのかもしれなくて、でもとにかくこの映画の喚起するノス…

『死をポケットに入れて』/チャールズ・ブコウスキー

ブコウスキーの日記。ただ、日記といっても2年半のうちで33日分しかないし、内容についても、ゆるゆると書かれた散文、って印象がある。俺は高校生の頃ブコウスキーがすっごくすきで、この本もたぶんその頃に買ったものだとおもう。当時は、自分のことをやた…