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本、映画、音楽の感想など。

本-芸術

『北斎 富嶽三十六景』/日野原健司 編

本書は、三十六景の作品を一点ずつ見開きカラーで掲載し、それぞれの作品の特徴や用いられている技法、描かれているモチーフや場所、季節などについてコンパクトな解説を加えたもの。文庫サイズとはいえ、絵の美しさはきちんと味わえるし、解説も2ページに収…

『新書で入門 ジャズの歴史』/相倉久人

新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書)作者:相倉 久人新潮社Amazon ジャズの歴史について、その誕生からモダン・ジャズ神話の崩壊までが、スマートにまとめられた一冊。ブルーズ→スウィング→バップ→ハード・バップ→モード→フリー…みたいなジャンル内の流れだけ…

『ワード・オブ・マウス ジャコ・パストリアス魂の言葉』/松下佳男

自他共に認める"世界最高のベーシスト"にして、すべてのベーシストにとっての永遠の憧れ、フレットレス・ベースの神、ジャコ・パストリアスについての一冊。ジャコ本人と、その周辺にいた人々へのインタビューが数多く収録されていて、ジャコへの愛に満ち満…

『マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン Loveless』/マイク・マクゴニガル

いわゆるシューゲイザーの名盤として有名な(そして文句なしに最高な!)、my bloody valentineの『Loveless』についての一冊。会社の同期で、マイブラに心酔している友人から貸してもらったんだけど、なかなかおもしろく読めた。 なにしろあのマイブラなの…

『ノア・ノア タヒチ紀行』/ポール・ゴーガン

ヨーロッパを逃れ、はるばるタヒチまでやってきては観光したり絵を描いたり、ぐでぐでしたりしているゴーギャンの自伝というか滞在記というか、メモ書きみたいな感じの一冊。ゴーギャンがタヒチで描いた絵の版画バージョンが収録されてもいる。まあ正直、読…

『羽生 「最善手」を見つけ出す思考法』/保坂和志

9月に旅行していたときだったかな、ネカフェのテレビで、NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』が棋士の羽生善治と森内俊之の名人戦を特集していたのを見たのだった(たぶん再放送のやつ)。番組のなかで、羽生は、「一生かかって自分の将棋をつくっていく…

『白鍵と黒鍵の間に ―ピアニスト・エレジー銀座編―』/南博

ジャズピアニスト、南博のエッセイ。これはおもしろかったー!書かれているのは、主に80年代の彼の活動だ。音校時代にジャズと出会った南は、小岩のキャバレー、東京音大、新宿ピットイン、そして銀座のナイトクラブへと舞台を移しつつ、とにかくピアノを弾…

『ペット・サウンズ』/ジム・フジーリ

ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』について、とにかく愛情たっぷりに語っている一冊。エッセイと評論の中間をいくような作風で、アルバムの魅力を、というか、アルバムに対する著者のおもい入れを存分に描き出している。俺も『ペット・サウンズ』のCD…