Show Your Hand!!

本、映画、音楽の感想/レビューなど。

雑記

砂丘は巨大なホリゾント

9.6 6時頃ネカフェを出て、半過ぎのとっとりライナー(快速)に乗り込む。押しボタン式のドア。これから朝練、って中学生とかがいるくらいで、車内は空いている。ようやく身体が旅モードに入ってきた感じなのに、もう半分は終わっちゃったんだ…、とかおもう…

Tottori Dunesに行ってきたZE!!

9.5 朝6時過ぎに岡山を発ち、倉敷へ。古きよき町並み、って感じの美観地区をうろうろする。朝の澄んだ空気が気持ちいい。店なんかはもちろんひとつも開いていないけど、その代りに静けさを十分に吸い込んで満足。学校に向かう高校生たちは、みんなチャリに乗…

ビギン・ザ・ビギン

9.3 今夜からちょっと旅に出るので、昼のうちにいろいろと用事をこなしておく。銀行にVISAカードの支払いの振込みに行ったら、案外手元に金が残っていないことに気がついて、焦った。金はないけどとりあえず旅行の準備をして、きのうのBBQの余りの肉・野菜を…

待てど暮らせどサマー・ソフト

8.29 昼からバイトで、夕方ツタヤでいろいろレンタルして帰宅。あ、あと、9月に砂丘に行くつもりなので、植田正治関連の本を買ってきた。夜だけ雷雨、っておかしな天気がもう何日も続いている。深夜、もやもやさまぁ〜ずを見て、メールなどしつつ『中原昌也…

カム・レイン・オア・カム・シャイン

8.23 雨。ここ数日、急に涼しくなってきていて、夏の終わりって感じがさびしい。8月中にやりたいこととかいろいろあったはずなのに、おもっていたのの半分くらいしかできていなくて、少し焦る。読まなきゃいけない本が相当たまっているいるのに、本屋で『た…

“痛い”描写

小説にはよく、“痛い”描写っていうのがあるじゃない。精神的とか、気分的に痛いって意味ではなくて、ごく物理的に傷つけられて痛い、っていう、そういうのの描写が。小説における身体感覚っていうのは描写のリアリティとかに関連してくるのだろうけど、優れ…

ザ・ブックズ・ビート

8.16 家にこもってひたすら本読み。夜までかかって、『オン・ザ・ロード』を読み終えた。しかしこれはやっぱりすごい小説だ。ことばのリズムが直に身体にくるような感覚があって、読んでいるうちに躁的なテンションがうつってくるみたい。とくに後半の章の勢…

Mizu Asobi

8.11 きょうも塾でバイト。サマソニ行ったんだよーって中3男子に話すと、まじっすか!!ってものすごい勢いで食いついてきた。講習中は完全に死んでいる目が、ありえないくらいの輝きを見せていた。夜、家の掃除をする。アレルギーで埃に弱いくせに、いつも…

エレクトリック・ミュージック・アンド・ザ・サマー・ピープル

8.5 曇天。バイトしかしていない一日。きのう歩いた分の筋肉痛がくるかとおもいきや、ぜんぜんなんともない。明日くるのかな。なんか夏って、ただ生きてるだけで消耗するなあ…とか、アイスしか食べたくないな…とか、そういう実のないことばかりかんがえてぐ…

夏休みがはじまって

8.1 おとといから、友人宅にて映画大会を実施していた。映画大会っていうのは、およそ2日間に渡ってひたすら映画を見続けるって耐久レース的イベントで、大学に入った年から、毎年数回ずつ行っている。見た映画をここに羅列してみると、『黒猫・白猫』、『ラ…

イット・マスト・ビー・サマー

家を出たのはもう正午を回ったくらいのことで、玄関の扉を開いた途端にむっとくる熱気と、アパートの3階に向けてじりっと照りつける日差しの感じに、うわ、夏来たなー、とおもった。湿気が多くて粘っこい空気は身体じゅうにからまりつくようで、アスファルト…

性格バトン

miblgさんからバトン(id:miblg:20080427)いただきましたー!ありがとうございます!!●何型 O型。あー、やっぱりO型なんだー、とかよく言われる…。俺の周囲のO型男子はことごとくモテない気がするのだけど、それはきっと、この「あー、やっぱり…」の部分に関…

鮪のこと(その2)

最近、夜眠れなくて困っている。昨日なんかも目が冴えまくってぜんぜん眠れなくて、結局徹夜のまま面接受けることになっちゃったし。今日も眠れないまま朝を迎えようとしているので(いま寝たらぜったい授業に出れない…)、俺がかてきょをやっている小6男子…

鮪のこと

何度かここに書いているH(中1・♂)の他に、俺はいまもうひとりの子のかてきょもやっている。この春から小6になった彼のことを、ここでは鮪と呼ぼうとおもう。なぜ鮪なのか?きわめてシンプルなその答えは、彼のすきなものが鮪だからだ、という一点に尽きる…

無気力にとりつかれて

昨日あたりから、すっかり無気力にとりつかれてしまっている。自分の中身がからっぽのような、重力に抵抗する気力も出ないような、どうにも力の入らない感じ。とにかく億劫。おまけに、さっき気がついたんだけど、今日はほとんど人と喋ってもいないのだった…

小説を読むこと

小説を読むときって、その小説のなかに入っていくような感覚がある、とおもう。俺のなかでは、もしかしたら昔に本か何かで読んだのかもしれないのだけど、「海のなかに潜っていく」ようなイメージがある。小説っていう海のなかに潜っていくためには、勢いや…

英語を教える

俺がかてきょをやってる男子、Hのこと。Hも4月からは中学生なので、最近は英語を教えている。とは言っても、Hは英語のスペルを読んで発音することはまだほとんどできていないし、例文にしても、"Hello,I'm Ken. Nice to meet you."くらいしか覚えられていな…

合格体験記

俺がかてきょをやっている小6男子、Hが、「合格体験記書いたー!」と自慢げに見せてきた。 <合格体験記> 合格校:○○大付属中学、××中学 生徒氏名:●●●●☆家庭教師をお願いしたきっかけを教えて下さい。 自分の学力を理解し、より偏差値を上げ、合格に一歩…

眠れない夜に

最近、夜なかなか寝つけなくて困っている。俺は基本的にどこでも寝れちゃうタイプなのだけど、今の時期だけはそうもいかなくて、身に覚えのある人ならすぐにピンとくるに違いないそれはもちろん花粉症のせい、鼻のせいなのだ。 くしゃみや鼻のずるずるが止ま…

もっと奥まで知りたい覗きたいバトン

あこがれの硬派ブロガー、duke377おじさまからバトン(id:duke377:20080310)をいただきました!ありがとうございます!!【ドラえもんの秘密道具でいちばん欲しい物は?】 ドラえもんにぜんぜん詳しくないからわからないんだけど、あごの間接の調子がよくな…

ナイジェリアからの転校生(その3)

最近は就活のいろいろで疲れてしまっていて、なんだかあんまり本も読めず映画も見れずな感じなので、今日もかてきょについて書こうかとおもう。俺が教えてる小6男子(以下、H)の話。あ、そうそう、その前に。自分の過去の記事を読み返してみたんだけど、な…

ナマコスト/ナイジェリアからの転校生(その2)

また、俺がかてきょをやってる小6の男の子の話なんだけど、昨日、「だからさー、pは大文字のPをちっちゃくしたやつじゃん?で、qはそれを逆向きにしたやつでしょー」なんて、アルファベットの小文字の練習をしているときにいきなり、 「あのさー、ナマコスト…

日記を書くこと(その3)

そういえば、日記を書くというのは「何を書かないのか」ってことを決定する作業なのかもしれない、ともおもう。前に書いたハリエットの話を読んだ後10年以上たっても覚えていたのは、たぶん昔日記に書いていたからで、自分の記憶に残すものを、日記を書く、…

俺の眉毛(とくに右の眉毛)

今日、起きてシャワーを浴びて頭を乾かして鏡を見たときに、眉毛が減っていることに気がついた。全体的な量が減ってうすくなっているような感じもするし、長さ的にはもう明らかに短くなっている。長さっていうのは毛の1本ずつの長さってことじゃなくて、眉…

日記を書くこと(その2)

俺が日記的なものをつけるようになったのは、たしか小学校3年だか4年くらい、時期はあんまり定かじゃないんだけど、でもどうして書きはじめたのかってことはよく覚えていて、それは『スパイになりたいハリエットのいじめ解決法』って本を読んだのがきっかけ…

ナイジェリアからの転校生

かてきょやってる子(小6・男子・中学受験生)から聞いた話なんだけど、学校にナイジェリアから転校生の女の子(アニエス・仮名)がやって来たらしい。 「オレさー、本当のガイジンってはじめて見たからまじでびっくりした!色とかちょーまっ黒だし!」 「す…

日記を書くこと

修理に修理を重ねて使ってきたパソコンが、3日くらい前にどうやら完全に壊れてしまって、でも今日新しいやつを手に入れたので(お父さんお母さんありがとう!)、またこうして日記を書いているわけなんだけど、この3日間というもの、日記を書きたい欲、みた…

月ってじつは宇宙船だったんだって!!

小6の男の子(中学受験生)の家庭教師をやっている。かてきょで小学生の男の子を教えるにあたって重要になってくるのは、だいたいにおいて、“勉強を教えること”そのものっていうよりも、“勉強する体勢をキープすること”の方なのだけど――自分で勉強する体勢に…

わかる/わからない

いつだったか、友達のだれかが、「わたし映画ってよくわかんないんだよねー。ストーリーとか、何が言いたいのかとか、よくわかんないまま2時間も座って見てるのって苦痛ー」みたいな話をしていて。そのときは、よくわかんないってどういうことだろう、ってぼ…

きびしい裁判官

先日感想を書いた、ジョン・クラカワーの『荒野へ』に、 両親のことになると、子どもはとにかくきびしい裁判官になりがちで、あまり温情的な処置をとろうとしない。(p.198) 父は平凡な人間だった。それも、とんでもなく平凡な人間であることがわかったのだ…