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眠れない夜に

最近、夜なかなか寝つけなくて困っている。俺は基本的にどこでも寝れちゃうタイプなのだけど、今の時期だけはそうもいかなくて、身に覚えのある人ならすぐにピンとくるに違いないそれはもちろん花粉症のせい、鼻のせいなのだ。 くしゃみや鼻のずるずるが止まらない日はもちろんだし、鼻が詰まって息苦しいせいで眠れないときも多い。最近は就活中だから、あーもう明日朝から面接あんのに、寝れねーじゃん!とかいらいらしだすと余計に眠れない。まったく、これだから春はきらいだ。

そういう眠れない夜におもいだすのが、さまぁ〜ずの大竹が何かの番組(たぶん、「さまぁ〜ず・さまぁ〜ず」)で言っていたことで、それはたしか、「ちょっと何か気になることを残しておくと、すぐに寝れる!」って話なのだった。たとえば、電気をひとつだけつけたままにしておいたりするといいらしい。そうすると、「早く寝なきゃ!」っていう状況、寝ることがプレッシャーになる状況から、「あー、あれやんなきゃ、でもそれよりもう寝たいしな…」っていう風に状況(というか、きもちの持ちよう)が変わることで、寝たい、って欲望が強まり、結果、スマートに眠りにつける、って主張だったとおもう。

これをテレビで聞いたとき、なるほどなーって感心して。たしかに、状況を変化させることで、眠りへの欲求を高めることはできそうだし、俺自身も、電気つけっぱとかそういう中途半端な状態のまま寝ることって結構多いような気がする。

ただ、春の眠れない夜、完全に鼻詰まりで呼吸も若干苦しい感じの眠れない夜においては、この方法はあんまり役に立たないみたいだ。なにしろ、電気がいっこだけついていようが冷蔵庫の扉が半開きだろうがすきま風が入ってこようが、どんな状況になったって俺のいちばんの欲望は、この鼻の苦しみをどうにかして!ってものから1ミリたりともずれようがないからだ。そりゃね、ちょっと眩しいのは気になるよ、でもそんなのよりまずはこの鼻だろ!鼻!!ってきもちにしかなれない。 布団のなかでうだうだかんがえ始めるとなかなか眠れなくなるものだけど、こんな風にかんがえていた翌日は、目の下に隈を作って面接に向かうことになる。

もう、ほんと、もう一度書くけど、これだから春ってきらいだ。いまの時期、どんどん春めいてくるこの感じが俺はぜんぜんすきじゃない。世間のうきうき感も憂鬱に拍車をかける。鼻が止まらなくてかみ続けた翌日は鼻の下ががびがびになるし、詰まってるときは眠れない。運悪くティッシュをポケットから出せないくらい電車がぎう詰めで、でもくしゃみが止まらないときなんて最悪だ。あーもうとっとと春終われよ、っておもう。雨で全てを洗い流してしまって欲しい。