Show Your Hand!!

本、映画、音楽の感想/レビューなど。

カム・レイン・オア・カム・シャイン

8.23
雨。ここ数日、急に涼しくなってきていて、夏の終わりって感じがさびしい。8月中にやりたいこととかいろいろあったはずなのに、おもっていたのの半分くらいしかできていなくて、少し焦る。読まなきゃいけない本が相当たまっているいるのに、本屋で『たったひとつの冴えたやりかた』が平積みになっているのを見たら、なぜか買ってしまっていた。


8.24
バイト先の塾のシステムがかなりぐだぐだで、なかなかおもい通りに予定を入れることもできず、いらいらする。きょうも飲み会があったのだけど、前日にキャンセルするはめになっちゃったし…。

しかしそれでも子供にいろいろ教える、ってのはたのしい仕事であることに変わりない。この塾は帰国子女、っていうか、普段は海外に住んでいて、いまだけ日本に一時帰国している子供たちばかりがいる、って特殊なところなので、なおおもしろい。メキシコシティってどんなとこよ?と子供に聞くと、え?や、べつに、ふつー。とか返ってきたりする。ま、ふつーだよなあ、普段そこで生活してるんだから。

自分から「私/僕、子供すきなんだ〜」なんて言う人のことを、俺はたぶんあんまり信用していない気がするのだけど、自分でもそういうことをおもう瞬間っていうのがないわけじゃない。でも、やっぱりそれはひとりひとりの子供を“子供”って概念に押しこめてしまった雑な物言いに過ぎなくて、本当はそれは、この子のこういうところがすき、って話でしかないはずだ。たぶん。


8.25
涼しくて、きょうも雨で、なんだかすっかり秋ですねみたいな空気が腹立たしい。夏よまだ行かないで!っておもいつつ、俺もカーディガンを着て外へ出る。アパートの廊下に、蜘蛛の糸にぐるぐる巻きになって絶命している蝉を見つけた。きのうの夜、ずっと鳴いてたのはおまえだったのな…、鳴き声が聴こえなくなったの何時ごろだったっけ…、などとかんがえていると切なくなってきたので、足早に階段を降りた。

iPodをシャッフル再生していると、Lunaの"California(All tne way)"が流れてきた。うわ、すごいひさびさ!ってなる感じがシャッフルのたのしいところ。夏っぽくて、やっぱいい曲だなー。


8.26
夜を徹して、コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』をひたすら読む。息もできないような圧倒的な迫力のある小説。素晴らしい。最近翻訳された新刊も早く読みたいけど、でも、もったいない気もするなあ…。


8.27
ひさびさの晴れ。寝不足だけど、きょうはバイトがないし、なにより夏っぽいいい天気なので、友人を誘って立川へ。昭和記念公園でゆるゆると遊んだり、原っぱに寝転がってどうでもいいような話ばかりして盛り上がったりする。負傷した右手にまた負荷をかけてしまったためか、なんだかやばいくらいに痛くなってきてどうしよう、とおもう。

夜、友人と別れたあと、『ダークナイト』を見る。やたらと評判のいいこの映画、かなり期待してしまったのが災いしたのか、正直そんなにおもしろいともおもえず。あの評判は、バットマンにしてはおもしろいよ、ってことだったのか!?とかかんがえてしまったりした。やっぱり、『血と暴力の国』を読んだ直後だったのがまずかったかなー。シュガーの描写の怖さに比べたらさ…、なんて比較してしまったのかも。


8.28
またしても雨。洗濯できないのがきつい。きのうは洗濯機を回したのに、干すのを忘れてしまっていたのだった。ばかすぎる…。朝、病院に行って医者に右手を見せたら怒られた。

9月に長く休みをとるために、ここのところほぼ毎日、朝〜昼or昼〜夜にバイトに行っているのだけど、いつも帰り道にリブロやブックファーストやタワレコで買いものしてしまっているために、そしてしょっちゅうバイト先の人びとと飲んだりしているために、全く金が貯まる気配がない。服とか買えないよ…。しかしきょうもディスクユニオンで散財してから帰宅。

深夜、雷がすごくて、超エキサイトする。ワイルドすぎる光と音の乱れ撃ちが、外の景色をいつもとは全く別のものにしており、朝の4時くらいまでがんがんに盛り上がった。雷まじやばいね!ってメールしたり。