本-自然科学
本書の冒頭で、「前作『宇宙を語る』より、もっとわかりやすい本を書けると気づき、本書を執筆しました」とホーキングは述べているけれど、相対論と量子論について簡潔な説明をしている前半の2章はともかく、後半に進むにつれて扱われるトピックの難易度はぐ…
一流の頭脳を手に入れるためにはどうすればいいか…それには運動だ!ということを、じつにさまざまなバリエーションでもって説いている一冊。ストレス、集中力、記憶力、創造性、学力、健康etc.と章立てこそ分かれているけれど、それらすべてにプラスの影響が…
1996年、介護保険が導入される以前に書かれた一冊。単なる家族内の問題とかんがえられていた高齢者介護について、福祉として社会制度化する必要を説いている。 昭和30年台頃までは、高齢者は病気で倒れてから数週間のうちに亡くなるようなケースが多く、現在…
日本の高齢者医療・保険・福祉の現状に関する概観と、超高齢社会に挑むにあたっての制度面/意識面からの問題提起が行われている一冊。タイトルの通り、「基礎知識」として誰もが認識しておくべき内容がまとめられている。 広範なテーマが扱われているけれど…
「刷りこみ」現象の発見で有名なオーストリアの動物行動学者、ローレンツによるエッセイ。「動物行動学入門」というだけあって、ジャンル的には科学エッセイという感じだけれど、難しいところはまったくない。ローレンツの筆致は動物に対する興味と愛情と尊…
世界は分けてもわからない (講談社現代新書)作者:福岡 伸一講談社Amazon 生物学者、福岡伸一の科学エッセイ。理系の新書にはちょっと不似合いなくらい、「本好き」な人っぽい言い回しが頻出するところが特徴的な一冊だった。福岡の文章は「いまいちこなれて…
始めよう。瞑想:15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)作者:宝彩 有菜光文社Amazon 瞑想のやり方とその効果について、かんたんにまとめられた一冊。瞑想の手順自体は30ページ程度にまとめられているので、ぱらぱらっと読んだらすぐ…