- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2007/07/06
- メディア: DVD
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主人公のコメディ作家(ジェイソン・ビッグス)も、彼とのセックスを拒むガールフレンド(クリスティーナ・リッチ)も、相談相手の先輩コメディ作家(ウッディ・アレン)も、それぞれにちょっとズレていて(というか、神経症気味で)、でもそこが魅力的で、見ていてとてもたのしい。物語の結末はちょっぴりほろ苦いけれど、ま、人生ってそういうもんだよね、ってウッディ・アレンが言っているようで、くよくよしたってしょうがないじゃん、って軽やかな気分になってしまえる。ウェルメイドと言えばそうなのだろうけど、シンプルでユーモラスで、ちょっぴりおしゃれ感もある、とても好きな作品だった。
登場人物はみんなそれぞれに魅力的なのだけれど、ジェイソン・ビッグスの流されやすく、へたれな感じがとくに好きだった。なぜかウッディ・アレンに心酔して、銃とか非常食とかいろいろ買い込んじゃうところとか、たのしかったな。あと、秋のニューヨークの風景がとてもきれいに撮られていたのも印象的だった。