- 発売日: 2013/11/26
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「いやまじでさー、上司が死んでくれたらどんなにハッピーだか!」「だよなー」「ほんと、あのビッチさえいなけりゃ…」「じゃあさ、もういっそのこと、うちらの上司みんな暗殺しちゃおうぜ」「おーそれだ!あ、でも自分らでやるのはちょっとなー」「うん、俺、たぶんびびっちゃうよ」「そうだよなー、いくら最低な上司でも、殺しなんてやっぱよくないか」「あ、でもさ、殺し屋とか雇ってみるってのはどうよ?」「む、それいいかも!」「賛成賛成!アサシンって何かかっこいいじゃん!」「おーし、そうと決まれば、さっそく殺し屋探しだな!」「じゃあ俺、ちょっくらネットで検索してくるわー」…ってな具合に、その場のノリと勢いだけで話がどんどんむちゃくちゃな方向に進んでいってしまう感じが可笑しい。
各シーンに笑える仕掛けがいくつも用意されていて、全体的によくまとまった作品になっているのだけど、とにかく主人公たち3人の会話のおもしろさが印象的だった。ニックが話を始めると、必ずカートが横からくだらない口出しをして論点がずれ、デイルがそれをさらにまぜっ返し、ニックはデイルに対してだけ反論するものだから、もう元の話題がどこにいったのかわからなくなる…ってパターンがほとんどで、いっこうに結論や終着点が見えてこないのだ。そういえば、高校生の頃は、こういう、"どれだけボケ続けられるか"みたいな会話ばっかりしてたよなー、なんて不意におもい出したりもして、たのしかったな。
あと、"モンスター上司"たちは、何気に豪華キャスト。パワハラ担当はケビン・スペイシー(←似合いすぎ)、おバカ担当はコリン・ファレル(←おバカすぎて、まったくコリン・ファレルに見えない)、セクハラ担当はジェニファー・アニストン(←いちばん"モンスター"っぽい)。