- 発売日: 2013/11/26
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プロットは非常によくできている。オープニングのテニスのシーンの意味深さ――マッチ・ポイントでボールがネットに当たり、自分のコートに落ちて、ゲームセット。勝負を左右する重要な局面で決め手になるのは、結局は運でしかない――が物語終盤にまでずっと尾を引いて、なかなかどきどきさせられるのだ。ふたりの女の間で揺れるジョナサン・リース=マイヤーズも、一見魔性の女っぽいわりにじつは純朴でぜんぜん要領もよくないスカーレット・ヨハンソンも、ごくごくふつうな人間なのだけど、加速する欲望と偶然の積み重ねとによって、気がついたときにはぐんぐん破滅へと突き進んでいってしまっている、って展開にも引き込まれる。
とはいえ、いちばんおもしろかったのは、スカーレット・ヨハンソンがやたらとエロく撮られているところ。正直ちょっとやり過ぎだとおもった。セクシーとかエロとかっていうより、ほとんどギャグみたいにおもえてしまって。彼女が初登場するシーン、主人公に挑発的な目つきと挑発的な仕草で挑発的な台詞を吐くところなんか、もうほんとにおかしくって。俺はひとりで爆笑してしまった。