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本、映画、音楽の感想/レビューなど。

俺はブライアン派

3/8
月曜日。夜、プロジェクトの飲み会。ひさびさに女の子が大勢いる飲み会だったけれど、俺はチームのおっさんたちと音楽の話ばかりしてしまっていた。まさか会社でAC/DCの話ができるなんておもってもいなかったものだから、ボン・スコットのボーカルもいいけど、俺はどっちかって言うとブライアン・ジョンソンの金切り声のが好きなんです!あとルックスもぜんぜんかっこよくないところがかっこいいし!なんてことをうっかり熱心に語ってしまった…。PM(40代前半)は今週金曜の来日公演に行ってくるらしい。うらやまし過ぎて、もう金曜はぜったいに早く帰ってやる!と密かに誓う。


3/9
火曜日。早めにオフィスを出れたのはよかったけれど、外は雪→雨→雪、という感じのなんだか曖昧な天気。少しだけ積もった雪が雨に溶け出してぐちゃぐちゃとしていて、とても歩きにくい。


3/10
水曜日。今夜は七尾旅人DOMMUNEでライブをやる、ということをtwitterで見ていたので、気合いを入れて仕事をして、早めに帰ることに。早めと言っても家に着いたのは21時近くで、ライブはもうエンディング間近というところだったけれど、耳の奥の方にするっと入ってくるような七尾旅人のふしぎな声、歌をちょっとでも見れたのはよかった。その後はDJやけのはらが12時までプレイ。DOMMUNEをしっかり見たのははじめてだったけれど、Ustのこの映像を、音楽を、いま5000人がいっしょに見て聴いているんだなーとおもうと、奇妙な高揚感を感じないではいられなかった。


3/11
木曜日。早起きできた朝の空はいい感じに晴れていて、こんな日は会社に行くのまでたのしくなっちゃうね!…なんてことは全くないのだけれど、ひさびさの青空はやっぱり気分がいい。どうやらまだ花粉は大丈夫みたいだ。


3/12
金曜日。花粉と埃とにひたすら苦しめられた一日。頭は痛いしぼうっとするし、身体はだるいし鼻は止まらないしで、とにかく最悪だった。こんな日は青空の清々しさが憎たらしくすらおもえてくる。「Tシャツ買ってきてやるよー」と言い残してさいたまスーパーアリーナへと颯爽と向かっていくPMを横目に、延々と残業。それにしても、こんな日がこれから毎日のように続くのかとおもうと、もうもうずっと家に引きこもってしまいたくなる。


3/13
土曜日。素晴らしい晴天だが、花粉に怯える俺は家で一日を過ごした。早稲田松竹で、『空気人形』、『愛のむきだし』という素敵な(に違いない!)2本立てをやっていたのですごく見に行きたかったけれど、もうこれ以上具合悪くなったらやばいよ、との内なる声に従って、おとなしくしていることに。


3/14
日曜日。DVDでひさびさに『ファイト・クラブ』を見る。いい映画だ…。なんだか昔より物語がぐっと自分に近しいものとして感じられて、あー、俺もこの死んだ目をしたエドワート・ノートンに近づいていっているんだろうか…、なんてちょっとおもったりもしたけど、やっぱり見ていてとても励まされる作品だとおもった。

夜、新宿にて大学オケの後輩と飲む。彼はこないだ20歳になったばかり、と言っていて、あれ、そんなに離れてたっけ!と驚くと同時に、なんだか時間の流れる早さに恐ろしさを感じた。24と20って、まあどっちも若いって言ったらそうだけど、その4年のあいだにどれだけの可能性が広がっているのか、そして自分はどれだけの可能性を踏みつぶしてきてしまったのか、なんてことをかんがえていると、なんだかくらくらしてしまった。