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本、映画、音楽の感想/レビューなど。

かきのきのてっぺんでひとり

金曜の夜から風邪をひいていて、いまだに治らない。土日をベッドのなかで過ごし、きょうは会社なので無理やり行くも、ふらふらしてしまってまるで頭が働いておらず、やばいなー頭痛いなーとおもっているうちに就業時間が終わっていた。夜は家に着くなり眠りについてしまったのだけど、ついさっき目が覚めて、そうだ、ひさびさに日記を書こう、となぜかおもい立ったので、PCを枕元に引き寄せて、いまこれを打っている。

だるい→頭痛い→薬飲む→寝る→起きる→お腹すいた→なにもない→だるい→頭痛い→薬飲む→寝る、っていうのを繰り返しているうちに週末が終わってしまったわけだけど、やっぱ病気で寝てると、ネガティブなことばっかりが頭のなかをぐるぐるしちゃってよくないよなー、とかすごくあたりまえなことを身に沁みておもった。なにしろ動けないで寝ているときって、時間の進みが普段の20倍くらい遅いのだ。あと、気持ちが暗くなると、うータバコ吸いたい…とかかんがえてしまって、それで吸うとまた体調が悪化する、なんて悪循環のループにはまっていて、俺ってどうしようもないなー、なんておもったりした。

そうそう、辛いときには『のはらうた』、って俺のなかでは決まっているので、きのうもぱらぱらとページをめくっては、うまく出ない声で音読していたのだけど、

おつきさま / わたしは いま / かきのきの / てっぺんで / ひとりです / あそびに / きてください

って、やまばとひとみ嬢のうたに激しくこころ揺さぶられてしまい、わかるよ、俺は、その気持ち、などとつぶやいてみたり、やっぱくどうなおこは天才だよねー、そうだよねー、なんてベッドのなかでひとりごちたりしては、なんだかちょっとだけうれしいような、でもやっぱり悲しいような、よくわからない気持ちになったりしていたのだった。

のはらうた (1)

のはらうた (1)