- 発売日: 2018/04/25
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夏休み、長野の田舎にぞろぞろ集まった親戚一同が、なぜか世界を救う戦いを繰り広げることになる…!って設定は、素直にいいなーっておもえるもので、すっと物語のなかに入っていける感じがある。主人公はふつうっぽい高校生男子で、憧れの先輩(♀)とその一家である陣内家のおばあちゃんやおじさんおばさん、ちびっこさんたちとの絡みを中心にストーリーが進んでいくのだけど、手堅い描写で大勢のキャラクターたちがみんなうまく立っていて、その雰囲気だけでもなかなかたのしめてしまうくらいだ。
ただ、映画全体としては、おもいっきり惹きつけられるようなパワフルさとか、はっとするような新しさがあるわけではないから、ちょっと小さくまとまっている感、そつなくこなした優等生的な印象があるかなーとはおもわなくもなかった。と言っても、もちろん、そういう安心して見ていられるところ、堂々と王道を行こうとするところがいい、って作品なのだから、細かいことをどうこういう必要なんてぜんぜんない。俺としては十分にたのしめたし、この直球なところがいいよなー、なんておもったくらいだった。あと、最近は日々の生活がいっぱいいっぱいで、正直余裕をなくしていたりもしたのだけど、映画くらい見なきゃだよね、って劇場を出た瞬間に強くおもった。なにしろ、映画館に行ったのなんて7月以来だったのだ。