- 作者: ジェイ・マキナニー,Jay McInerney,金原瑞人
- 出版社/メーカー: アーティストハウス
- 発売日: 1999/09
- メディア: 単行本
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読んでいて、おもわずあうってなってしまったのは、以下のところ。
かつてきみは自分を不死身のように感じ、未来には無限の可能性があると感じていた。自分を信じ、時間はたっぷりあると信じていた。そういう感覚を失ってしまったのは、いったいいつだった?失ったときにはそれと気づかなかったけれど、今夜は確信を持っていえる。あの感覚は消えてしまったと。(p.260)
ああまったくその通りだよ、まさしくそういう感じなんだよねー、困ったことに。こんな風におもいっきり本当のことを書かれてしまったら、唸らざるを得ない。時間はそうたっぷりはないし、未来の不確かさに危惧を抱くことはあっても、希望を感じることなんて、もう滅多なことではないのだ。まったく、やれやれって言う他ない。