ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.【通常版】 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2010/05/26
- メディア: Blu-ray
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今作は4部作の第2作目、ってことになるらしいのだけど、物語はずいぶんと素早く展開していく。そして、いかにも90年代後半らしかったキャラクターたちの性格は、みんな少しずつ変更されているようで、なんだかちょっと大人になっているみたいな感じもする。そのせいか、昔ならぜったいあり得なかったような描写もあるし、なんだか物語が全体的に素直になってきてるのかなー、ほんとにみんな率直になったなー、なんて、中盤あたりまではおもっていたのだけど…。
でもやっぱりヱヴァはエヴァであって、物語終盤には本当に怒涛の展開というしかない、すごいシーンの連続が待っていたのだった。そうそう、このカオス感がエヴァだよな、こういうのが見たかったんだよ!って感じ。次作がどうなるかなんて本当に読めないし、なんともきもち悪いシーンもあったしで、やっぱりなんだかんだで、庵野監督の芯のところは変わらないんだな、なんてかんがえたりしてうれしくなった。
それにしても、みんなおもっていることだろうけど、俺が小学生のころにTVで流れていたエヴァが、こんな風に新しく生まれ変わっているのはすごくふしぎな感じがする。あれからもうずいぶん経つんだな、っていう気持ちと、ぜんぜん風化してないじゃん、って驚きとを、映画を見ながら感じていた。まあ、俺はアニメなんてふだんほとんど見ないから、なおさらそうおもってしまうのかもだけど。