今年の締めはこれ。いいライブだったなー。かっこいいライブだった。しっかりと地に足がついていて、むきだしで、それでいて夢見がちな音楽だとおもった。
豊田道倫の歌っていうと、歌詞からしてとても私的なイメージがあるのだけど、このライブでは強靭なバンドサウンド(久下惠生、上田ケンジ、Dr.kyOn)がかなり印象的だった。とくに久下のドラムは半端ない。なんなんだあのキレっぷりは!びびった。あと、ライブ後半からは、ヤマジカズヒデがゲスト参加。さらにがっつりと音圧をかましたところに、PAのダブがびゅんびゅんと入っていくと、もう手のつけられない感じになってしまっていて、それがすっごいよかった。全体としても、そういう激しい部分と、静かな弾き語りのパートの緊張感とがうまいコントラストを生んでいて、だれることがない。HEADZの“Z”ってなんだよ、とか言い出しちゃうMCもたのしかったなー。
新作の曲では、やっぱり"このみ先生"がすきすぎる。もう名曲すぎてやばいとおもった。
“女教師もののAV見た後 ふっと思い出した 中学2年の副担任 国語の教師このみ先生”
“背が高くて めがねをかけて 疲れた感じがよかった”
こんな歌詞をリアリティをもって歌える人って、そうそういないとおもう。あと、"夢のはなし"、"カップルシート"もすばらしかった。