Jazz
ヴィアンの何よりの魅力は、シャンパンの泡のように軽やかでさわやか、きらきらと透明に輝くその文体だろう。重さや寓意性などといったまどろっこしいものはことごとく退けられ、ひたすらエレガントであること、ナンセンスであることだけに意識が向けられて…
新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書)作者: 相倉久人出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (39件) を見る ジャズの歴史について、その誕生からモダン・ジャズ神話の崩壊までが、スマートにま…
自他共に認める"世界最高のベーシスト"にして、すべてのベーシストにとっての永遠の憧れ、フレットレス・ベースの神、ジャコ・パストリアスについての一冊。ジャコ本人と、その周辺にいた人々へのインタビューが数多く収録されていて、ジャコへの愛に満ち満…
10月9日、土曜日。みんなが待っていたDCPRGの復活ライブは、じつにハードな天候の下で行われた。ひとことで言って、豪雨。ふたことで言うなら、防水仕様のアウターを着ていてもなお雨が肌まで染み込んでくるような大雨、だった。もうその時点で記憶に刻みつ…
菊地成孔3daysの1日目。ピットインの小さなハコは相変わらずのぎうぎう詰めで、ライブが始まるまえからすでにちょっと息苦しい、酸素の足りないような感じがある。この日は雨も降っていたから湿気もなかなかのもので、会場のコンディションとしては正直い…
o-nestにて、TZBとstimのライブ!やー、これはたのしかったなー! ●stim ドラム、パーカス、ベース、キーボード、サックスの5人編成で、ジャズっていうか、もうちょっとジャムバンドっぽいサウンド。曲がとにかくかっこよくてキャッチーだし、来て欲しいとき…
マヌーシュ・スウィングの名手、チャボロ・シュミットのライブに行ってきた!ザクザクくるリズムギターに安定したベース、バイオリンはしつこくソロを盛り上げまくるし、チャボロのギターもピッキングがすごい力強いのに、出てくるフレーズはとてもていねい…
ダブ・セクステットのアルバムをはじめて聴いたとき、おーこれは!かなりストレートに60年代風!ちょーかっこいいじゃん!!と相当興奮したのだったけど、このライブでそれほど圧倒されたか、っていうと正直微妙だった気がする。いや、たしかに演奏はよかっ…
ペペ・トルメント・アスカラールは、ピアノ、サックス、バンドネオン、ハープ、弦四、ウッドベース、パーカッション×2という11人編成の、「現代音楽とラテンラウンジを繋ぐストレンジ・オーケストラ」。そして、そのコンサートの特徴は、なんといっても、ば…