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本、映画、音楽の感想など。

佐藤友哉

『クリスマス・テロル invisible×inventor』/佐藤友哉

昨年はじめて『フリッカー式』を読んで、そこから順番に鏡家サーガを読み進めていったのだけど、4作目のこれがいままでのなかでいちばん好きだな、とおもった。短いながらも登場人物たちの壊れっぷり、やけっぱちな感情の暴走っぷりは迫るものがあるし、小…

『水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪』/佐藤友哉

1, 2作目の感じからすると、ジャンクな断片をたくさん寄せ集めて無理やり形にしてしまうような強引さ、無秩序だけど勢いがあるみたいなところがこの作家の特徴かとおもっていたのだけど、今作で語られる3つの物語は、いまままでよりずっとていねいに構築され…

『エナメルを塗った魂の比重 鏡稜子ときせかえ密室』/佐藤友哉

これも前作と似たような感じ。文章はもうとにかく、ひたすらに薄っぺらい(悪い、ということとは違う)。いじめだったり人食いだったりと、やたらと残酷な行為やグロテスクなシーンが満載でありつつも、薄っぺらな描写はその過激さを軽減しているようでもあ…

『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』/佐藤友哉

(講談社文庫)" title="フリッカー式 (講談社文庫)" class="asin"> 佐藤友哉のデビュー作。俺はいわゆるメフィスト系の小説っていうのをちょっと苦手にしていて、でも、今より年をとったらさらに手に取りにくくなるに違いないとおもったので…、って、読み始め…